外国人介護士のメリットとデメリットとは?
介護の人材不足の救世主となるか?
そもそも介護って子供の夢にほぼ無縁の仕事なんですよね。汗
賃金もあって、やりがいがあって、社会的に地位のある仕事か、といったらそうではないのが現実です。
そんな中、ハローワークで介護の求人を見てやってみようと始めたものの現実と理想のギャップに呑まれ退職者も少なくないのが現状。どこも人手不足で悲鳴をあげている中、介護業界にアウトソーシングという形で海外から外国人技能実習制度を設けて人材不足を解消しよう!という動きがでてきました。
外国人が日本で働くメリット
何故、外国人が日本で働きたいかと聞くと
・日本の介護水準が高いから勉強したい
・昔から日本に高い関心を抱いていて、訪日して働きたいと思った
・アニメなど日本のテレビ番組が好きだった
・賃金を稼げるから
といったものでした。
ベトナムを例にすると、それなりの大学を出ての初任給というのは約3.1万円だということです。まぁ日本で働けば少なくても14万~20万はありますからそりゃ働きたい(出稼ぎにいきたい)と思うでしょうね。笑
外国人介護職を受け入れるデメリット
これは何と言っても介護というのはコミュニケーションが必要不可欠で、非言語コミュニティーだけでなく言語コミュニケーションも求められます。利用者である相手の言葉を理解しなきゃいけないのに加え、聞き取りにくい声なども聞き分けなくてはいけません。これって日本人である私たちでさえ聞き逃してしまうことや本当に何を言っているのかわからない時があるくらいなので、それ以上にコミュニケーションの部分での不一致が発生してきます。
そして何故、外国人が日本に来るのか?
先ほどのメリットである賃金がある意味デメリットともなります。
賃金目的の介護では質は上がらない
え?賃金が良ければ働く人増えるしやる気も出るじゃん??
いや、そうなんですけど外国人技能実習制度で来日する外国人介護士の場合はまた別となります。
この外国人技能実習制度なんですけど、「国際貢献のため、開発途上国等の外国人を日本で一定期間(最長3年間)に限り受け入れ、OJTを通じて技能を移転する制度」
そうです。最長3年なんです。
ということは育ててもいずれ去ってしまう、ということです。
経済的な目的のみで外国人介護職を受け入れることは即ちサービスの質が低下する危険性もあるということです。介護を何のために、誰の為に、どういう想いでやるのか、そして自分の喜び、相手の喜び、全体の喜び、、、そういうのが無い介護というのは私は介護だと思いません。
人材不足解消のためではなくグローバルな視点で
今は日本が介護人口が急増していますがいずれ海外の他の国々もそうなると予想されています。この介護問題を日本が乗り越えられた時に、日本は確かな介護技術や安心で利益もある施設運営方法などを世界に広げることが出来ればそれは外需産業となる可能性も秘めていると思います。
なので人材不足だから受け入れるのではなくグローバルな視点でお互いにメリットを共有していけるのであればプラスに働くと私は思います。
まぁでも人がいないんだから給料を上げるという形もいいんだけど、世帯で介護職をしている人に国が直接手当などを支給してくれる方がありがたいんだなー。間のマージンも取られないし。。。と思う風船蔓であった。